ドイツの小売業界が消費者の購買意欲の衰えを警戒している。独小売業中央連盟(HDE)のシュテファン・ゲント専務理事は22日、ユーロ加盟国の財政危機は最大のリスク要因だと指摘。政府やユーロ加盟国に対し有効な対策を打ち出すよう強く要請した。
\1~7月の小売売上高は前年同期比2.4%増の2,329億ユーロとなり、過去6年間の最高を記録した。自転車や時計・宝飾品、家庭用品、ゲームなどがけん引役になっているという。
\HDEは下半期に消費が低迷する可能性があるとみている。このため、2011年通期の売上成長率を従来予測の1.5%に据え置いた。
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