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2011/9/28

経済産業情報

男も美容整形の時代か、患者の16%占める

この記事の要約

男性の間で美容整形の人気がじわじわと高まっている。独美容整形外科協会(DGAEPC)が21日発表したアンケート調査の結果で分かった。\ 同調査では美容整形外科の患者1,107人を対象にアンケートを実施。回答者の82.3% […]

男性の間で美容整形の人気がじわじわと高まっている。独美容整形外科協会(DGAEPC)が21日発表したアンケート調査の結果で分かった。

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同調査では美容整形外科の患者1,107人を対象にアンケートを実施。回答者の82.3%が女性、16.3%が男性と依然女性が多数を占めたものの、男性の割合は調査が初めて実施された2008年の10%から6ポイント以上増加した。最も患者数が多い年齢層は女性が18~30歳(33.8%)、男性が31~40歳(31.1%)だった。

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需要が最も多かったのは女性が豊胸手術(29.2%)、男性が脂肪吸引(18.9%)で、まぶた引き締め手術は男女共通して人気が高い。女性では男性に比べしわ取りやフェイスリフトの需要が高い。また、男性器の整形は3,000~4,000ユーロと高額にもかかわらず患者数が増えている。

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男性の関心の高まりを受け広告用パンフレットに男性写真を掲載するケースが増えるなど、顧客としての男性に期待が高まっている。男性は女性に比べ、クリニックのウェブサイトや立地(自宅の近隣かどうか)に着目するという。

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今回の調査では初めて手術費用の支払い方法について質問。健康保険が費用をカバーしたのは女性で3.5%、男性で6.5%に上った。男性は女性に比べ分割払いやローンの利用を好む傾向がある。

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