保険大手の独Allianz(ミュンヘン)は9月30日、日本市場での生保商品の新規販売を年内一杯で終了すると発表した。市場の低迷を受けた措置。既存顧客については今後もサービスを提供していく。
\同社は2008年4月、現地法人アリアンツ生命保険を立ち上げ、日本で生保事業を開始した。だが、低金利を理由に若年層を中心に生保の新規契約を回避する傾向が強く、期待した成果が上がっていなかった。6月末時点の保有契約数は3万3,000件にとどまる。
\Allianzのアジア事業の上半期保険料収入は13億ユーロで、前年同期から10%以上落ち込んだ。日本のほか、韓国事業も不調だった。
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