ドイツ連邦統計局が7月26日発表した2012年6月の輸入物価指数は前年同月比の上昇率が1.3%となり、前月の同2.2%から縮小した。上げ幅が1%台に落ち込むのは2010年1月以来およそ2年半ぶり。景気減速が反映された格好で、前月比では1.5%低下し3カ月連続で後退した。
\輸入物価に占める比重が大きいエネルギーは前年同月比の上昇率が1.8%にとどまった。前月比では7.2%低下、リーマンショック直後以来の大幅後退となった。原油と石油製品を除いたコアの輸入物価指数は前年同月比が1.6%増、前月比が0.2%減だった。
\6月の輸出物価指数は前年同月比が1.4%増加。前月比は0.3%減となり2カ月連続で落ち込んだ。
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