スポーツ用品世界3位の独Puma(ヘアツォーゲンアウラハ)は7月26日、組織再編計画を発表した。事業拡大のテンポが鈍っていることを受け、それに見合った管理・販売体制を構築する。20年来で最大規模のリストラとなる見通し。
\コレクションと直営店の数を削減するほか、欧州各国の事業管理子会社を23社から7社に集約する。直営店は欧州と米国を中心に閉鎖する。リストラ費用は1億ユーロ。将来的に年間コストを1億ユーロ圧縮する。
\Pumaは経営危機に陥った1993年から2011年までの約20年間で、売上高を2億100万ユーロから30億ユーロへと大きく拡大した。カジュアル色を前面に打ち出した戦略が奏功した格好だ。だが、近年は成長率が鈍化しており、コストを削減する必要性が高まっていた。
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