6月に会社更生手続きの適用を申請した太陽電池モジュールメーカーSolarwatt（ドレスデン）は1日、大株主のシュテファン・クヴァント氏が同社を買収する計画だと発表した。債権者の承認を得られれば、完全買収に踏み切る。同氏は富豪クヴァント家の一員で、自動車大手BMW株17.4％を保有する。
\クヴァント氏は1998年、Solarwattに出資。現在は株式36％を持つ。同社によると、第3者割当増資を引き受けて新株を94％取得し、残り6％も傘下の投資会社ACTON 1. Beteiligungs GmbHを通して手に入れる。新株引受により500万ユーロを出資。さらに500万ユーロを融資する。
\Solarwattでは9月11日に債権者集会が開催される。経営再建に向けて動き出すかどうかは同集会で減資・増資計画と会社の存続、大部分の社員の継続雇用が承認されるかにかかっている。倒産時点で435人いた社員はすでにその4分の1が整理された。
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