中国の建機大手、三一重工の独子会社Putzmeister(アイヒタール)が買収を検討している。大幅な売上拡大目標を達成するには他社買収が不可欠なためだ。Putzmeisterのノルベルト・ショイヒ社長が地方紙『シュツットガルター・ナハリヒテン』に明らかにした。
\三一重工は今年4月、Putzmeisterを買収。その際、同子会社の売上高を2016年までに11年の5億7,500万ユーロから20億ユーロへと拡大する目標を打ち出した。
\Putzmeisterはコンクリートポンプの有力メーカー。同分野で買収対象となりうるのは小規模な企業に限られるため、同社は他の分野でも買収を行い、事業範囲を拡大する意向だ。小規模買収の資金は自ら賄い、大型買収の場合は三一重工の支援を受けるとしている。早ければ年内にも年商8,000万ユーロ規模の企業を買収する見通しという。
\ショイヒ社長は月に一度、中国を訪問している。三一重工の役員は英語が堪能でないため、コミュニケーションは通訳を通さねばならず、速やかな意思疎通はできないという。
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