独Lufthansaの機内食子会社LSG Sky Chefs(ノイ・イーゼンブルク)は1日、Finnairの機内食事業を全面的に引き受けることで合意したと発表した。将来的に同事業の買収を視野に入れており、5年以内に買収のオプション権を行使できる。買収価格は合意しているものの、同社は公表していない。
\Finnairは機内食事業を子会社Finnair Cateringを通して展開している。年商は8,000万ユーロ。同子会社は当面Finnairの子会社にとどまるものの、社名はLSG Sky Chefs Finlandへと改められる。
\LSG Sky Chefsは業界最大手で、世界の多くの航空会社に機内食を提供している。売上高は23億ユーロ、市場シェアは約25%に上る。Finnair Cateringを実質買収することでフィンランド市場に参入する。
\世界の航空業界ではフライト市場の競争激化を受けて、機内食事業をアウトソーシングする動きが強まっている。Lufthansaは同事業を手元に残す方針。
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