スポーツ用品世界2位の独Adidas(ヘアツォーゲンアウラハ)が2日発表した2012年4-6月期(第2四半期)決算の売上高は前年同期比14.8%増の35億1,700万ユーロへと拡大した。為替の効果のほか、サッカー用品と直営店販売の好調が大幅な増収要因となった。営業利益と最終利益もそれぞれ17.1%増の2億5,600万ユーロ、17.0%増の1億6,400万ユーロと好調で、業績が低迷する競合Nike、Pumaに水をあけた格好だ。
\サッカー用品はサッカー欧州選手権で需要が拡大、売上成長率は27%に上った。直営店の売り上げは23%増加している。
\地域別ではラテンアメリカを除きすべて増収を確保した。増収幅が最も大きかったのは中国で29.4%を記録。東欧と北米もそれぞれ28.2%、22.5%に達した。欧州は債務危機の影響にもかかわらず売上が6.6%増加している。
\経営陣は業績好調を受け2012年12月期の最終利益を従来予測の7億5,000万~7億8,500万ユーロから7億7,700万~7億8,500万ユーロへと上方修正した。
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