再保険世界最大手の独Muenchener Rueck(ミュンヘン)が7日発表した2012年4-6月期(第2四半期)連結決算の最終利益は8億800万ユーロとなり、前年同期比で9.8%増加した。金融投資の収益が19.4%増の18億600万ユーロと好調だったほか、自然災害に伴う保険金支払い額が減少したことがプラス要因。比較対象の11年第2四半期は東日本大震災やニュージーランド地震の影響で利益が圧迫されていた。
\大規模災害の保険金支払額は4億5,200万で、前年同期の6億3,800万ユーロから29.2%減少した。保険金額が最も大きかったのは米国の干ばつで、1億6,000万ユーロに上る。このほか、イタリアの地震と米国の竜巻被害も響いた。
\同社は財政危機国の国債の運用を減らし続けており、ギリシャとポルトガル国債はすべて手放した。
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