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2012/8/8

経済産業情報

6月の独機械受注、減少幅1%に縮小

この記事の要約

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が1日発表した独業界の2012年6月の新規受注高は前年同月を実質1%下回り、8カ月連続で後退した。減少幅自体は前月の同6%から大きく縮小しており、業界には薄日が差してきたようだ。\ 国内受注 […]

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が1日発表した独業界の2012年6月の新規受注高は前年同月を実質1%下回り、8カ月連続で後退した。減少幅自体は前月の同6%から大きく縮小しており、業界には薄日が差してきたようだ。

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国内受注は3%増加、国外は3%減少した。国外はユーロ圏が18%増と大きく伸びたものの、それ以外の地域が落ち込んだ。ユーロ圏受注が急増した背景には◇比較対象の11年6月は受注水準が低かった◇今年6月は大型受注が多く水準が押し上げられた――という事情がある。

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大型受注による統計上のブレが小さい3カ月単位の比較をみると、4~6月は前年同期比で実質6%減少した。国内が7%、国外が5%の幅でそれぞれ後退している。

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上半期受注は7%減で、内訳は国内が7%減、国外が6%減だった。

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VDMAのエコノミストは「ユーロ圏外の需要は底を打ったようだ」との見方を示した。

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