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2012/8/22

経済産業情報

LED特許訴訟で和解、サムスンはオスラムに特許料支払いへ

この記事の要約

発光ダイオード(LED)の特許をめぐる独照明大手オスラムと韓国・サムスン電子との係争で和解が成立した。複数のメディアが報じたもので、オスラムは「満足できる内容」としている。\ 今回の係争は、サムスンの米法人が自社のLED […]

発光ダイオード(LED)の特許をめぐる独照明大手オスラムと韓国・サムスン電子との係争で和解が成立した。複数のメディアが報じたもので、オスラムは「満足できる内容」としている。

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今回の係争は、サムスンの米法人が自社のLED特許をオスラムに侵害されたとして、同社とその系列会社の製品の米国輸入差し止めと損害賠償を求めて米国際貿易委員会(ITC)に起こしていたもの。両社はLED技術をめぐって世界各地で訴訟合戦を繰り広げており、ドイツや韓国では審理が継続中だ。

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dpa通信がITC関係者からの情報として報じたところによると、オスラムとサムスンはLED分野で両社が保有する特許を相互利用するクロスライセンス契約を結ぶことで合意。サムスンはオスラムに「相当な額」の特許料を支払うことになった。

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オスラムは韓国LGとの間でもLED特許をめぐって争っており、独ハンブルク地方裁判所は6月、LGの特許侵害を認め、当該特許を使用するLG社製テレビ・PCディスプレーの国内販売を差し止めた。

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