Ifo経済研究所が27日発表した2012年8月のドイツ企業景況感指数は102.3となり、前月の103.2から0.9ポイント低下した。同指数の悪化は4カ月連続。事業の現状判断を示す指数は0.3ポイント減の111.5と小幅後退にとどまったものの、今後6カ月の見通しを示す期待指数が1.3ポイント減の94.2へと落ち込み足を強く引っ張った格好だ。Ifoのハンスヴェルナー・ジン所長は「ドイツの景気はさらに弱まる」との見方を示した。
\事業部門別では小売と卸売で現状判断と期待指数がともに後退した。製造と建設は現状判断がやや改善したものの、期待指数は落ち込んだ。
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