高級車大手の独Daimler(シュツットガルト)は27日、中型オフロード車「Mクラス」と「GLクラス」の新型車をアジアの新興国で生産すると発表した。これまでは米アラバマ州タスカルーサで全量生産し、世界各地に出荷してきたが、今後は新興諸国でも製造して生産コストを圧縮。収益力を強化する意向だ。
\まずはMクラスを今年からインド、タイ、インドネシアの3国で生産、来年からはGLクラスもインドとインドネシアで生産する。部品は主にタスカルーサ工場から輸出し、現地で完成車へと組み立てる。3国の工場ではこれまで、「Cクラス」「Eクラス」「Sクラス」をそれぞれ生産してきた。
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