欧州経済の中心地ドイツに特化した
最新の経済・産業ニュース・企業情報をお届け!

2012/9/5

経済産業情報

乗用車新車登録が2カ月連続減少、8月は-4.7%に

この記事の要約

ドイツ連邦陸運局(KBA)が4日発表した2012年8月の乗用車新車登録台数は前年同月比4.7%減の22万6,455台となり、5%減となった前月に引き続き後退した。新車受注は減少傾向にあり、1-8月期の新車登録台数も前年同 […]

ドイツ連邦陸運局(KBA)が4日発表した2012年8月の乗用車新車登録台数は前年同月比4.7%減の22万6,455台となり、5%減となった前月に引き続き後退した。新車受注は減少傾向にあり、1-8月期の新車登録台数も前年同期比0.6%減の210万8,716台へと落ち込んだ。

\

前年同月比の変動率を車種別でみると、スポーツ車は26.4%減と大きく縮小。大型車とコンパクトカーもそれぞれ17.2%、18.8%落ち込んだ。一方、小型車種は全般的に堅調で、ミニバンと超小型車はそれぞれ35.8%、33.0%の幅で増加した。オフロード車も22.4%増加している。電気自動車の新車登録台数は247台、ハイブリッド車は同1,997台で、新車登録に占めるディーゼル車の割合は47.6%だった。

\

ブランド別ではランドローバーの伸び率が最も大きく、131.6%増の880台に拡大。スバルも69.5%増の1,180台と絶好調だった。

\

ドイツ車ではスマート(22.4%増の2,058台)とアウディ(19.4%増の2万2,605台)、ポルシェ(8.2%増の1,262台)が増加、メルセデス(0.5%減の2万1,140台)とフォルクスワーゲン(1.6%減の4万7,931台)、オペル(19.1%減の1万5,582台)、BMW/ミニ(22.8%減の1万7,945台)、フォード(26.2%減の1万2,937台)は減少した。

\

スバル以外の日本車はホンダが38.6%増の2,625台と大きく伸び、スズキも12.3%増の2,648台と2ケタ増を確保した。その他のブランドは日産/インフィニティが4.0%減の4,706台、マツダが7.1%減の2,804台、トヨタ/レクサスが15.6%減の5,633台、三菱が27.0%減の1,803台、ダイハツが63.8%減の83台だった。

\

主な輸入ブランドでは起亜(34.9%増の4,606台)とセアト(20.8%増の5,918台)、シュコダ(17.9%増の1万1,051台)が2ケタ台の伸びとなり、ボルボ(9.3%増の1,955台)とシボレー(3.9%増の2,444台)も前年同月を上回った。

\

一方、これまで好調だった現代は4.7%減の7,237台へと後退。ルノー/ダチア(11.4%減の1万2,207台)、プジョー(12.1%減の5,444台)、シトロエン(14.7%減の4,787台)、フィアット(14.7%減の5,009台)の仏伊勢は大きく落ち込んだ。

\