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2012/9/19

企業情報

Continental AG―再生タイヤとリサイクルの統合施設建設へ―

この記事の要約

自動車部品大手の独Continentalは18日、古タイヤのリサイクリング施設と再生タイヤの生産施設をあわせ持つ工場を本社所在地ハノーバーに設置すると発表した。原料となる資源の減少を受けた措置で、タイヤに含まれる再生ゴム […]

自動車部品大手の独Continentalは18日、古タイヤのリサイクリング施設と再生タイヤの生産施設をあわせ持つ工場を本社所在地ハノーバーに設置すると発表した。原料となる資源の減少を受けた措置で、タイヤに含まれる再生ゴムの割合を拡大する。1,000万ユーロ強を投じ、2013年から操業を開始する計画だ。

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バス、トラック用の再生タイヤを年18万本生産する。リサイクルの規模は計4,000トンで、これによりゴムの使用量を2,400トン、カーボンブラックとシルカの使用量を1,600トン削減できるという。圧縮できるコストの規模は明らかにしていない。

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欧州連合(EU)では古タイヤの41%がセメント工場の燃料として投入。同35%も強度の低いゴム製品へと加工されている。Continentalによると、同社が開発したリサイクル技術を利用すると、タイヤに投入できる再生ゴムの割合が従来の2倍に拡大するという。

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