化学大手の独Lanxess（レバークーゼン）は12日、可塑ラミネートメーカーの独Bond-Laminatesを買収すると発表した。自動車軽量化の動きを背景に樹脂と他の素材を組み合わせた複合素材の需要が拡大していることを受けた措置。取引金額は公表しないことで合意した。
\Bond-Laminatesは1997年の設立で、カーボンやガラス、樹脂を組み合わせた熱可塑ラミネートを「TEPEX」の商標で販売している。自動車のほか、電気製品やスポーツ用品、シューズに利用される。従業員数は約80人。独西部のブリロンに事業拠点があり、2011年には1,600万ユーロを売り上げた。
\Lanxessとは自動車産業向けの共同プロジェクトを2006年から複数、行ってきた実績がある。今後はLanxessのハイパフォーマンスマテリアルズ（HPM）部門に統合される。
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