太陽電池部品メーカーの蘭AEG Power Solutions（ズワーネンブルク）は先ごろ、南アフリカのケープタウンで新工場の竣工式を行った。新興市場を開拓する戦略の一環。同国政府が再生可能エネルギーの強化方針を打ち出したことを受け、現地生産に乗り出した。
\ケープタウンのミルナートン地区に工場を開設した。ソーラーインバーターとコンバイナーボックスを生産する。敷地面積は3,400平方メートル。製品は主に南ア国内に供給し、アフリカ諸国にも輸出する。同国にこの種の工場が建設されるのは初めてという。
\南アでは電力が不足しており、2008年には大停電の影響で多くの鉱山が操業中断を余儀なくされた。政府はこれを受けて、原子力、石炭発電のほか、再可エネ発電を大幅に強化する方針を打ち出した。
\同社は新興市場の開拓を重視しており、すでに東欧には足場を構築。昨年はインドにも工場を開設した。
\2010年の売上高は4億2,800万ユーロだった。長期的にソーラーインバーターで世界5大メーカー入りを目指している。
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