独保険3位のTalanx(ハノーバー)は2日、新規株式公開(IPO)を行った。初値は公開価格(18.30ユーロ)を0.75ユーロ上回る19.05ユーロ。上場規模は5億1,700万ユーロとなり、ドイツでは1年5カ月ぶりの大型上場となった。今月末には独移動通信大手O2がさらに大規模なIPOを実施する予定だ。
\Talanxの上場により、親会社HDIの出資比率は82.2%へと低下した。浮遊株比率は11.2%で、残り6.5%は戦略提携先の明治安田生命が転換社債(3億ユーロ)を株式化して取得した。Talanxのヘルベルト・ハース社長がロイター通信に語ったところによると、同社は今後も増資を実施。これに伴いHDIの出資比率は50%プラス1株まで低下するという。
\O2のIPOは親会社の西テレフォニカが債務を圧縮するために実施する。O2株を最大20%売り出す意向で、上場規模は同15億ユーロを見込む。10億ユーロのケタ台の上場はドイツでは約5年ぶり。
\同国ではこのほか、中堅道路照明メーカーのHessも今秋にIPOを予定している。
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