トヨタ自動車が欧州にバッテリー工場を設置することを検討している。燃料価格の高騰などを背景にハイブリッド車の人気が高まっているためで、需要がさらに拡大すれば現地生産に踏み切る意向だ。独法人Toyota Deutschlandの保田俊朗社長が『ハンデルスブラット』紙に明らかにした。
\トヨタは現在、ハイブリッド車用のバッテリーをパナソニックとの合弁会社プライムアースEVエナジーで生産している。工場はすべて日本にある。
\欧州の顧客がハイブリッド車を注文した場合、輸送距離の関係で納車まで長い時間がかかる。ハイブリッド車の人気が高まっている現在はこの傾向が特に鮮明で、「ヤリス(ヴィッツ)」ハイブリッドモデルの納車期間は4カ月におよぶ。バッテリーを欧州で生産すれば、同期間を短縮できる。
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