欧州経済の中心地ドイツに特化した
最新の経済・産業ニュース・企業情報をお届け!

2012/10/10

企業情報

BASF SE―CSMと合弁、コハク酸を共同生産へ―

この記事の要約

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は5日、蘭同業CSMとコハク酸事業で提携すると発表した。CSM子会社Puracと共同で折半出資の生産・合弁会社Succinity GmbHをデュッセルドルフに設立。独禁当局 […]

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は5日、蘭同業CSMとコハク酸事業で提携すると発表した。CSM子会社Puracと共同で折半出資の生産・合弁会社Succinity GmbHをデュッセルドルフに設立。独禁当局の承認を経て来年から事業を開始する計画だ。

\

コハク酸はカルボン酸の一種で、調味料のほか、工業原料として利用される。両社はバイオプラスティックや溶剤、ポリウレタン、柔軟剤向けの需要が今後大きく拡大すると予想。今回の提携に踏み切った。

\

まずは2013年末にスペインのバルセロナ近郊で年産能力1万トンの工場を稼働させ、需要の拡大に応じて同5万トンの工場を新たに建設する。

\

合弁会社では「バスフィア・サクシニシプロデュセンス」という細菌と再生可能資源を用いてコハク酸を生産する。

\