独航空2位のエアベルリンと戦略提携先のエティハド航空(アラブ首長国連邦)は8日、欧州大手エールフランスKLMと事業提携することで合意した発表した。コードシェア便を共同運航。搭乗率を引き上げるほか、顧客の利便性を高め競争力を強化する。
\同提携により、エアベルリンはフランス国内のフライト目的地を現在の3カ所から9カ所に拡大。エールフランスもドイツ、ポーランド、オーストリア向けのフライトを拡充する。エティハドは欧州市場で存在感を高め、長距離路線で独ルフトハンザ航空などからシェアを奪う意向だ。
\エティハドはアラブ首長国連邦を構成するアブダビ首長国の国営航空会社。今年初に経営難のエアベルリンに29%出資した。今回の提携は同社のジェームズ・ホーガン社長が働きかけて実現したとされる。エールフランスKLMも経営難に陥っているものの、同社に出資する計画は現時点ではないという。
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