エンジンメーカーの独Deutz(ケルン)は12日、同社とBosch(自動車部品)、Eberspaecher(同)の3社が排ガス処理システム分野の提携を仕切り直すと発表した。DeutzとEberspaecherは3社の合弁会社Bosch Emission System GmbH (BESG)の持ち分をBoschに全量、売却する。売却額は非公開。取引は独禁当局の承認を経て成立する。
\Deutzは今後も同分野でBoschとの協力関係を維持、BESGから排ガス処理システムの供給を受ける。
\3社は2010年、BESG(従業員数180人)を設立した。欧州や米国、日本の排ガス規制強化を背景に建設・農業機械やトラック、バス用の排ガス処理システム需要が拡大すると判断したためだ。合弁を解消した具体的な理由は明らかにされていない。
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