通販大手の独Otto(ハンブルク)が仏子会社3Suisses Internationalの売却手続きを開始した。広報担当者への取材をもとに12日付『ハンデルスブラット』紙が報じたもので、部分売却のほか、全面売却の可能性も模索する。同子会社は赤字が続いているため買い手が見つからない可能性が高く、売却手続きには市場の反応を試すという狙いもあるという。
\Ottoは1974年、3Suissesに資本参加した。現在の出資比率は51%。残りは現地の事業家一族(46%強)と従業員が保有している。
\同子会社の昨年度の売上高は20億ユーロで、前年を5.6%下回った。経営再建に向けOttoは経営陣の入れ替えやITシステムの交換、倉庫の新設などを実施したが、成果は出ていない。
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