米広告代理店大手BBDOの独アウトソーシングサービス子会社Sellbytel(ニュルンベルク)は15日、中国市場への進出を果たしたと発表した。アジア市場開拓戦略の一環で、ミヒャエル・ラオム社長は「現地需要は大きい」との見方を示した。
\同社は1988年の設立で、企業に販売、顧客相談などのアウトソーシングサービスを提供している。1994年にBBDOの傘下に入り、現在は従業員数が6,000人に上る。
\3年前にマレーシアのクアラルンプールにハブ拠点を設置し、アジア進出を果たした。現在は同国のほか、シンガポール、インド、韓国、タイ、ベトナム、台湾、フィリピンにも拠点を持つ。アジアの従業員数は計500人。
\中国では北京に拠点を開設した。年末までに上海にも設置する予定だ。中国市場開拓には手間とコストがかかるため、同社はこれまでアジアの他の国で事業を展開。顧客基盤が固まったため中国進出を果たした。
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