独電気電子工業会（ZVEI）が9日発表した独業界の8月の新規受注高は前年同月を5％割り込んだ。大型受注が少なかったほか、景気減速が反映された格好で、国内が8％減少。ドイツを除くユーロ圏は14％落ち込んだ。ユーロ圏外は5％増加した。
\1～8月の累計も前年同期から9％減少した。内訳は国内が15％減、ユーロ圏が6.5％減、ユーロ圏外が横ばい。
\8月の業界売上高は141億ユーロで、前年同月を3.5％下回った。国内が4％減の74億ユーロ、国外が3％減の67億ユーロ。1～8月は1％減の1,141億ユーロで、内訳は国内が横ばいの597億ユーロ、国外が2％減の544億ユーロだった。
\業界の景況感は悪化しており、9月は2009年12月以来初めてマイナスの領域に突入した。事業の現状判断は肯定的な評価が否定的な評価をなお上回っているものの、今後6カ月の見通しは「良い」が12％にとどまり、「悪い」の26％を大幅に下回った。
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