流通市場調査機関EHIと統計ポータルStatistaは9日、ネットショップ市場の調査レポート(E-Commerce-Markt Deutschland 2012)を発表した。それによると、昨年は市場規模が254億ユーロとなり、前年比で12%拡大。売上上位10社のシェアはやや増えて計32%に達した。トップ2社はアマゾンとオットーで、合計の売上高は全体の2割の約50億ユーロに上る。
\オンラインショップの約半数は実店舗も運営するマルチチャンネル事業者だった。また、スマートフォン向けのウエブサイトを運営するかアプリを活用するショップは21%を占めた。
\顧客とのコミュニケーション手段としてソーシャルメディアを活用する動きも活発化しており、フェイスブックを利用するショップは前年の52%から78%に増加。ツイッターも30%から50%強に拡大した。
\顧客がショップないし商品を評価できるショップは56%で、前年の34%から大きく増えた。また、上位1,000社のうちグーグル・ショッピングで顧客評価を受けるショップは78%に上り、平均評価は5点満点で4.58と高かった。
\支払い方法では代金先払いや着払いなど従来型の方法が81%で最も多く、これにクレジットカード(77%)、電子マネー「イーウォレット」(74%)、オンライン決済サービス「ペイパル」(73%)が続いた。
\