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2012/10/24

総合 - ドイツ経済ニュース

生産者物価、9月は1.7%上昇

この記事の要約

ドイツ連邦統計局が19日発表した2012年9月の生産者物価指数は前年同月比の上昇率が1.7%となり、前月の同1.6%をやや上回った。エネルギー価格が3.1%上がり、全体を押し上げた格好で、エネルギーを除いたコアの上げ幅は […]

ドイツ連邦統計局が19日発表した2012年9月の生産者物価指数は前年同月比の上昇率が1.7%となり、前月の同1.6%をやや上回った。エネルギー価格が3.1%上がり、全体を押し上げた格好で、エネルギーを除いたコアの上げ幅は1.1%にとどまった。前月比の生産者物価変動率はプラス0.3%だった(コアベースもプラス0.3%)。

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エネルギー価格の詳細をみると、石油製品と天然ガスは前年同月比でそれぞれ9.3%、7.6%上昇。電力は4.2%低下した。電力は送配電事業者向けがマイナス13.4%と大幅に下がった。一般世帯と製造業者向けはそれぞれ4.5%、5.0%上昇している。

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非耐久消費財の価格もプラス2.5%となり、上げ幅は生産者物価全体(1.7%)を大きく上回った。食料品が3.4%上昇、特に食肉(家禽を除く)は15.1%高くなった。

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中間財は0.3%の上昇にとどまった。景気減速を反映して金属の価格は3.7%低下、圧延鋼は5.8%下がった。

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投資財と耐久消費財はそれぞれ1.6%、1.0%の幅で上昇した。

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