独連邦銀行(中銀)が17日発表した消費者の決済行動に関する最新調査によると、18歳以上のドイツ人が財布に所持している現金は平均103ユーロで、08年の前回調査に比べ15ユーロ減少した。所持金のうち硬貨は5.9ユーロ(0.8ユーロ減)だった。
\買い物などで利用される決済手段に占める現金の割合は件数ベースで82%(0.5ポイント減)、金額ベースでも53.1%(4.8ポイント減)に達し、これまで同様最も多かったものの、08年に比べやや低下した。
\代わって伸びているのはカード払いだ。デビットカード(Girocard)は金額ベースで2.8ポイント増の28.3%、件数ベースでも1.5ポイント増の13.4%に拡大。クレジットカードも金額ベースで3.6%から7.4%、件数ベースで1.4%から1.8%にそれぞれ拡大した。
\支払い額別の決済手段を尋ねたところ、5ユーロ以内では現金が98.3%を占めた。一方、20~50ユーロでは73.8%、100~500ユーロでは26%、500ユーロ以上では11.2%と、額が高くなるほど使われる頻度が下がる。
\一方、デビットカードを最も多く利用するのは100~500ユーロの支払いで、43.1%に達した。500ユーロ以上になると30.7%に低下する。500ユーロ以上で利用頻度が最も高いのは銀行振り込みで、31.4%に上る。(表参照)
\