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2012/10/31

総合 - ドイツ経済ニュース

EVの税負担軽減へ、社用車はバッテリー抜きで課税

この記事の要約

ドイツ連邦議会(下院)は25日、改正車両税法案を可決した。電気自動車(EV)の税負担を軽減し普及を後押しすることが柱で、社用車として利用する場合は課税ベース額が大幅に引き下げられる。\ 社用車を私的に利用する場合、納税者 […]

ドイツ連邦議会(下院)は25日、改正車両税法案を可決した。電気自動車(EV)の税負担を軽減し普及を後押しすることが柱で、社用車として利用する場合は課税ベース額が大幅に引き下げられる。

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社用車を私的に利用する場合、納税者はカタログ価格に応じた所得税を納めなければならない。車両価格が高いほど、納税額も大きくなる仕組だ。EVはバッテリーコストが高いため、車両価格も高く、これが普及のネックとなっている。改正法案にはこれを踏まえて、カタログ価格からバッテリーコストを引いた額を課税ベース額に設定するルールが盛り込まれた。

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このほか電気自動車と燃料電池車の車両税について、◇2011年5月18日~15年12月31日に新車登録されたモデルの場合は10年間、全額免除する◇16年1月1日~20年12月末に新車登録されたモデルも同5年間、全額免除する――時限ルールが新たに導入される。

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