ドイツ連邦統計局が10月31日発表した2012年9月の小売売上指数は前年同月を名目で0.7%下回り、物価を加味した実質では3.1%減少した。比較対象の11年9月に比べ営業日数が1日少なかったことが響いた。営業日数と季節要因を加味した前月比の変動率は名目が1.9%増加、物価調整値も1.5%拡大した。
\前年同月比の実質変動率(物価調整値)を部門別でみると、増加したのは繊維・衣料品・靴・革製品店(3.0%増)のみで、残りは軒並み減少した。減少幅が最も大きかったのはコスメティック・医薬・医療品店で、5.7%を記録。これに本屋などの「その他の専門店」(減少幅4.1%)、食料品・飲料・たばこ店(同3.4%)、通販(3.0%)が続いた。
\1~9月の小売売上は前年同期を名目で1.9%上回ったものの、物価調整値は0.3%減少した。
\