ドイツ連邦経済省が6日発表した2012年9月の製造業受注指数は物価・営業日数・季節要因調整後の実質で前月を3.3%下回り、1年来の大幅後退となった。欧州債務危機と世界経済減速の影響で、国内需要も鈍っており、経済省は「製造業生産は今後も減少傾向が続く」との見方を示した。大型受注の規模は前月に引き続き平均を下回ったという。
\ユーロ圏(ドイツを除く)からの受注が9.6%減少、ユーロ圏外と国内もそれぞれ1.5%、1.8%落ち込んだ。部門別の減少幅は中間財が5.0%、投資財が2.4%、消費財が1.7%だった。機械については11.1%増と大きく拡大している。
\大型受注による統計上のブレが小さい2カ月単位の比較をみても、8~9月は前の期の6~7月に比べ2.5%減少した。ユーロ圏が3.6%減少、ユーロ圏外と国内もそれぞれ1.7%、2.3%縮小した。部門別では投資財が3.7%減、消費財が1.2%減、中間財が0.8%減だった。
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