投資会社傘下の包装機械メーカーOystar Holding(シュトゥーテンゼー)は10月29日、米国の2工場をイタリアの同業Coesiaグループに売却することで合意したと発表した。事業再編の一環で、売却益はアジア事業の強化のほか、債務の圧縮に充てる。米国事業は今後、現地販売子会社Oystar USAを通して展開していく。取引金額は非公開。
\アイオワ州ダベンポートとケンタッキー州コビントンにある工場を売却する。両工場で生産する機械は同社の他の事業との関連性が薄いという。2工場の売上高は合わせて約1億6,000万ユーロ。
\Oystar Holdingは機械大手IWKA(現Kuka)の元子会社で、2007年Odewald & Compagnieに買収された。昨年はプロセス機械事業を放出した。独禁当局の承認を経てCoesiaとの取引が成立すると、売上高は昨年の4億400万ユーロから今年は2億6,000万ユーロに縮小する見通しだ。
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