化学大手の独Lanxess(レバークーゼン)が6日発表した2012年7-9月期(第3四半期)決算の営業利益(EBITDAベース、特別要因を除く)2億5,500万ユーロとなり、前年同期から18.0%減少した。欧州自動車市場の低迷を受けて、主力商品である合成ゴムの需要が大きく減少したことが響いた。同社は2012年通期の営業利益(同)を前年比で5~10%拡大するとした目標を据え置いたものの、増益率は同目標幅のなかの低い水準にとどまるとの見方を示した。
\第3四半期は売上高も7.6%減の21億5,900万ユーロに後退。欧州・中東・アフリカ事業では減収幅が9%に上った。特に債務危機の直撃を受けるイタリア、スペインで振るわなかったという。最終利益は9,400万ユーロで、前年同期から39.0%減少した。
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