ドイツ機械工業連盟(VDMA)が10月30日発表した独業界の2012年9月の新規受注高は前年同月比で実質11%増となり、11か月ぶりに増加へと転じた。比較対象である11年9月の受注水準が低かったほか、ユーロ圏外からの大型受注が多かったことが受注増の主な原因。VDMAのエコノミストは、景気回復の兆しはまだ出ていないと述べ、先行きに慎重な見方を示した。
\国外受注が24%増加して、全体が大きく押し上げられた格好。国内は同14%減とこれまで同様振るわなかった。
\大型受注による統計上のブレが小さい3カ月単位の比較をみると、7~9月は前年同期を1%下回った。国外は9%増えたものの、国内は17%落ち込んだ。
\10月の工場稼働率は84%で、長年の平均である86%をやや下回った。
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