ドイツ連邦統計局が12日発表した2012年10月の卸売物価指数は前年同月を4.6%上回り、昨年11月以来11カ月ぶりの大幅上昇となった。物価に占める比重の大きい石炭・石油製品が9.1%増となり、全体を強く押し上げた格好。このほか、穀物・葉たばこ・種苗・飼料(20.3%増)、食肉(9.7%増)、青果・じゃがいも(8.5%増)も上げ幅が大きかった。コーヒー・茶・カカオ・香辛料は12.8%減と大きく低下、鉱石・金属(半製品を含む)も1.8%下がった。
\卸売物価は前月比ではマイナス0.6%となり、4カ月ぶりに低下した。石炭・石油製品が3.0%下落したことが大きい。穀物・葉たばこ・種苗・飼料も1.1%下がった。
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