電機大手の独Siemens(ミュンヘン)は8日の決算発表で収益力強化プログラム「Siemens 2014」を発表した。不採算事業からの撤退や事業拠点の集約、人員削減を通して2014年までの今後2年で事業コストを60億ユーロ圧縮する計画だ。
\2012年9月通期決算の最終利益は45億9,000万ユーロで、前期から27%減少した。フィンランド原発の建設遅延や北海の風力送電網敷設に伴うトラブルが影響。イラン制裁の余波もあり利益が12億ユーロ圧迫された。
\売上高は7%増の782億9,600万ユーロに拡大した。受注残が潤沢だったほか、為替の効果もプラスに働いた。新規受注高は769億1,300万ユーロで、10%減少した。
\2013年9月期は売上高で横ばい、継続事業の利益で45億~50億ユーロを見込む。12年9月期の同利益は51億8,400万ユーロだった。
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