信用調査機関のCreditreformは8日、多重債務者に関する統計を発表した。それによると、ドイツで多重債務または継続的に返済困難な状態に陥っている18歳以上(成人)の市民は10月1日現在659万人に上り、1年前に比べ19万人増加。多重債務者の割合は0.27ポイント増の9.65%となった。労働市場の安定に伴う所得増を背景に、特に東部ドイツで消費欲が高まったことが大きいとしている。
\多重債務に陥った原因で最も多いのはこれまでに引き続き失業で、26.1%に上った。ただ、その割合は前年比5.7ポイント減と大きく減少している。
\一方、パートナーとの離婚/別居は3ポイント増の13.7%、身の丈を超えた消費は2.9ポイント増の13.7%、病気は1.6ポイント増の11.8%と、比率が高まった。
\多重債務者の割合が低かった州はバイエルン(6.98%)、バーデン・ヴュルテンベルク(7.66%)、ザクセン(8.72%)。最も高かったのはブレーメン(13.62%)、ベルリン(12.56%)、ザクセン・アンハルト(12.14%)だった。
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