テディベアで有名なぬいぐるみメーカーのSteiff(ギーンゲン/ブレンツ)がドイツ国内で新規出店を計画している。マルティン・ハンペ社長が『フランクフルター・アルゲマイネ』紙に明らかにしたもので、商品ディスプレーの改善や子供服事業の拡大を狙っている。新規出店は2013年3月から開始する予定で、将来的には国内の直営店を30~40店舗まで増やす計画だ。
\同社製品の主な販売チャンネルはデパートや玩具専門店で、売上全体の約3分の2を占める。直営店売上は全体の10%と少ない。直営店以外では商品の魅力を伝えるディスプレー上の工夫が少ないなどの問題があるため、直営店を増やして問題を解決していく。新規出店は購買力の高い中規模都市で計画している。
\直営店数の拡大に合わせてファッション事業も強化する。これまでは6歳児用までの子供服を取り扱ってきたが、今後は対象年齢を10歳まで引き上げ、同事業の売上比率を6割に拡大する計画だ。現在はぬいぐるみの売り上げが全体の3分の2を占める。
\