ドイツ連邦経済省が6日発表した2012年10月の製造業受注指数は物価・営業日数・季節要因調整後の実質で前月比3.9%増となり、2011年1月以来の大きな伸びを記録した。ユーロ圏外からの受注が8.5%増えたほか、ユーロ圏と国内もそれぞれ同3.5%、0.4%拡大した。大型受注の規模は平均を大幅に下回ったという。
\部門別では投資財(4.5%増)と中間財(3.4%増)の増加幅が大きかった。両部門ともユーロ圏外が好調で、それぞれ8.7%、10.2%拡大している。消費財は2.1%増加した。
\大型受注による統計上のブレが小さい2カ月単位の比較をみると、9~10月は前の期の7~8月を0.9%下回った。ユーロ圏外は4.1%増加したものの、国内とユーロ圏がそれぞれ2.5%、5.9%の幅で落ち込み、足を強く引っ張った格好だ。部門別では投資財が0.4%増、消費財が0.6%減、中間財が2.9%減だった。
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