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2012/12/12

総合 - ドイツ経済ニュース

早雪で第4四半期マイナス成長も

この記事の要約

例年よりも早く訪れた本格的な降雪に経済界が神経をとがらせている。企業活動が停滞し景気のマイナス要因になるためで、独商工会議所連合会(DIHK)のエコノミストはロイター通信に対し、降雪と路面の凍結が長期化すると第4四半期の […]

例年よりも早く訪れた本格的な降雪に経済界が神経をとがらせている。企業活動が停滞し景気のマイナス要因になるためで、独商工会議所連合会(DIHK)のエコノミストはロイター通信に対し、降雪と路面の凍結が長期化すると第4四半期の国内総生産(DGP)がマイナス成長に転落しかねないと懸念を表明した。

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まとまった雪が降ると、物流や空の便、建設作業に大きな影響が出る。また、外出を控える消費者が増えるため、小売店も打撃を受けやすい。昨年第4四半期は降雪と寒波の影響で実質GDP成長率が前期のプラス0.4%からマイナス0.1%へと大きく悪化した。

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独連邦経済省は同日発表の月報で、今年第4四半期のGDP成長率が第3四半期の0.2%から一段と低下するとの見方を示した。

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