英製薬大手AstraZenecaの独法人は4日、人員削減計画を発表した。製品特許の失効が相次ぎ売り上げが減少しているほか、医療制度改革の影響でドイツ事業が苦戦していることに対応。国内従業員(1,025人)の4割に当たる約400人を整理する。
\人員削減は医薬情報担当者(MR)が300人以上と大半を占める。同社は経営上の理由による解雇を可能な限り回避する方針で、すでに250人が退職に応じたという。
\世界の医薬品業界は2010年前後から主要製品の特許が次々と切れる「2010年問題」に直面している。AstraZenecaもその例にもれず、2012年1-9月期の売上高は前年同期比17%減の207億ドルへと激減。営業利益も22%落ち込んだ。
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