ドイツ保険協会(GDV)が6日発表した国内信用保険業界の2012年保険料収入は前年比2%増の計16億ユーロに拡大する見通しだ。新規契約件数は10%増の31万8,000件に上る。一方、保険金支払い額は、Schlecker(ドラッグストア)、Neckermann(通販)などの大型倒産が相次いだため、80%増の13億ユーロとなり過去最高を記録する。損害率は35.5ポイント増の83%、コンバインドレシオは30.7ポイント増の98%と、辛うじて黒字は確保できる見込み。
\保険料収入を分野別でみると、支払保証保険は1%増の8億7,600万ユーロ、保証保険は4%増の4億5,900万ユーロ、身元信用保険は微増の2億3,500万ユーロにそれぞれ拡大する。
\一方、保険金支払額は大型倒産を背景に支払保証保険で75%増の6億4,600万ユーロ、保証保険で147%増の5億2,200万ユーロに膨らむ。身元信用保険は4%減の1億4,000万ユーロで、信用保険の中で唯一、前年を下回る見込み。
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