独航空2位のAir Berlinは18日、マイレージサービス事業「Topbonus」の資本70%を資本提携先の同業Etihad(アラブ首長国連邦・アブダビ首長国)に売却すると発表した。売却益は1億8,440万ユーロで、同社は財務の健全化に充てる。取引はすでに独連邦カルテル庁の承認を得ており、年内にも終了する予定だ。
\Air Berlinのマイレージサービス事業は今後、英国法に基づく独立会社となる。本社はベルリンに設置。Air Berlinは30%出資する。
\Air Berlinは数年前から赤字経営が続いており、2011年9月にコスト削減プログラム「Shape&Size」を発表。不採算路線の廃止や機体数の削減に取り組んできたが、景気見通しの悪化や燃料価格の高騰を受けて、今年10月に追加措置を打ち出した。Etihadからは1年前に第三者割当増資を通して7,300万ユーロの出資を受けた。Etihadの出資比率は29%に上る。
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