再保険最大手Muenchener Rueckの運用子会社Meag（ミュンヘン）は2日、 米GE Energy Financial Services、仏EDF Energies Nouvellesと共同でフランスの風力発電パーク32カ所をスペインの電力大手Iberdrolaから買収すると発表した。安定した収益が得られる投資先を確保する戦略の一環。取引は独禁当局の承認を経て成立する。
\Iberdrolaから譲り受ける風力発電パークはフランス各地に分散しており、発電能力は合わせて321.4メガワットに上る。買収を行う3社の出資比率はMeagとGE Energy Financial Servicesがそれぞれ40％、EDF Energies Nouvellesが20％。買収総額は3億5000万ユーロで、Meagは1億4,000万ユーロを分担する。パークの運営はEDF Energies Nouvellesが引き受ける。
\保険各社は低金利を受けて、金利と安全性の高い投資先を模索している。Iberdrolaから買収する風力発電パークは固定価格で電力を売却することが長期的に保障されており、Meagは有望な投資先と判断した。
\Megaは欧州、アジア、北米で事業を展開。親会社Muenchener Rueckやグループ会社Ergoのほか、外部の機関・個人投資家にもサービスを提供している。運用総額は現在2,340億ユーロに上る。
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