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2013/1/16

総合 - ドイツ経済ニュース

卸売物価の上昇率、2012年は2.8%に低下

この記事の要約

ドイツ連邦統計局が14日発表した2012年の卸売物価指数は前年比の上げ幅が2.8%にとどまり、11年の同7.5%から大きく縮小した。景気の減速が反映された格好で、鉱石・金属(半製品を含む)の価格は4.0%低下した。\ 卸 […]

ドイツ連邦統計局が14日発表した2012年の卸売物価指数は前年比の上げ幅が2.8%にとどまり、11年の同7.5%から大きく縮小した。景気の減速が反映された格好で、鉱石・金属(半製品を含む)の価格は4.0%低下した。

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卸売物価の最大の押し上げ要因は石炭・石油製品で、6.4%上昇した。このほか、穀物・葉たばこ・種苗・飼料と肉製品もそれぞれ6.5%、7.0%上がった。

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12月の卸売物価指数は前年同月比で3.2%上昇、前月比では±0%だった。前年同月比では穀物・葉たばこ・種苗・飼料(31.3%増)、果物・野菜・じゃがいも(11.6%増)が大きく上がり、石炭・石油製品の上げ幅は0.6%にとどまった。鉱石・金属(半製品を含む)は1.4%下がった。前月比ではコーヒー・紅茶・カカオ・香辛料が4.3%、石炭・石油製品が1.6%の幅でそれぞれ低下している。

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