独鉄鋼業界団体Stahlは10日、2012年10-12月期の国内粗鋼生産高が前年同期を約1%上回る1,020万トンとなり、5四半期ぶりに増加に転じたと発表した。これまで発注を控えていた顧客企業の在庫整理が進んでおり、12月も前年同月比1.4%増の306万4,000トンに拡大した。2013年は0.8%増の4,300万トンを見込む。
\12年の粗鋼生産高は4,266万1,000トンで、前年から3.7%減少した。工場稼働率は平均84%。同比率が85%を割り込むのは経済が大幅に悪化した09年を除くと1996年以来という。世界平均の79%に比べると5ポイント高い。
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