太陽電池メーカーの独Sunways(コンスタンツ)は14日、ミヒャエル・ヴィルヘルム社長が即日付で辞任したと発表した。同社は業績悪化を受けて昨年、中国同業のLDK Solarに買収されたばかり。3人いる監査役のうちLDKから派遣された中国人を除く2人も1月末で辞任する意向を表明しており、LDKと従来からの役員の関係が悪化していることがうかがわれる。
\ヴィルヘルム社長の後任にはLDKの欧州事業を統括するイタリア人マリオ・ゼン氏が就任する。
\Sunwaysでは2012年1-9月期の売上高が前年同期の8,400万ユーロから3,900万ユーロへと激減し、営業損失2,450万ユーロを計上した。同社はこれを受けて12月にリストラプログラムを発表。従業員265人のうち約40%を削減する方針を打ち出した。
\LDKは独子会社 LDK Solar Germany Holding GmbHを通してSunwaysを買収した。出資比率は現在およそ71%に上る。
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