独情報通信業界連盟(Bitkom)は18日、電力供給網をデジタル化すると年間コストを90億ユーロ削減できるとする調査レポートを発表した。家庭や企業の電力消費を、供給量が天候に大きく左右される再生可能エネルギーの発電量に適合させることで55億ユーロを削減。また、建物の電力消費の自動制御などで35億ユーロ圧縮できるという。調査はフラウンホーファー・システム・イノベーション研究所がBitkomの委託で実施した。
\電力を効率的に供給、貯蔵、消費するためは原子力、火力などの集中型電源とともに、分散型電源である再可エネを供給網に組み込むことが重要になる。再可エネを取り込む新たな電力網の敷設に必要な投資額は2020年までに約200億ユーロに上ると見込まれている。
\