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2013/1/30

総合 - ドイツ経済ニュース

輸入物価上昇率、12年は2.1%に大幅低下

この記事の要約

ドイツ連邦統計局が29日発表した2012年の輸入物価指数は前年比の上げ幅が2.1%となり、11年の同8.0%から大きく縮小した。景気減速を反映して幅広い製品で値上がり幅が減少するか価格が低下したためで、原油と石油製品を除 […]

ドイツ連邦統計局が29日発表した2012年の輸入物価指数は前年比の上げ幅が2.1%となり、11年の同8.0%から大きく縮小した。景気減速を反映して幅広い製品で値上がり幅が減少するか価格が低下したためで、原油と石油製品を除いたコアの物価上昇率は1.1%にとどまった。

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エネルギーの価格は平均7.4%上昇した。各商品の上げ幅は原油8.2%、天然ガス7.9%、石油製品10.1%。

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鉱石の価格は平均13.7%下がった。特に鉄鉱石は下げ幅が22.6%に達し、1986年以来で最大となった。非鉄金属鉱石は同0.7%。粗鉄・鉄鋼・鉄合金と非鉄金属(半製品を含む)もそれぞれ6.8%、2.4%安くなった。また、11年に高騰した木綿とコーヒー生豆は各36.3%、19.5%の幅で反落した。

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12年の輸出物価は前年比プラス1.7%だった。

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